調理の新製品にも優劣があります。

14hoteres07
14hoteres08
14hoteres09
14hoteres10
14hoteres11
14hoteres12
14hoteres13
ハッと驚く商品と技術が見透かされる商品がありました。

 会場のテーブルでは各種の包丁がそのまま並べられていました。通常、包丁類はアクリルケースなどに収納して展示するのですが、ここではモロに展示してました。悪意のある人であれば、包丁を持ちだして傷害事件になりそうなので展示会で原則禁止しています。今回は監視人を常時テーブルに貼り付けることで了解を得たそうです。
 しかし、出刃包丁や柳刃包丁が多数並べられていると壮観です。包丁といっても日本刀と同じ製造方法で製作されたもので、いずれも刃面が青光りしていました。柳刃包丁であれば、短い脇差しと同じくらいの長さがあり、使い方を間違えると凶器になります。展示してある包丁は、来場者が手を触れて怪我をするのを防止するため、刃先は全て下側に向けられてました。
 三段目、四段目の機械は新製品で、グレープフルーツに穴を明け、穴に回転する刃を入れることでグレープフルーツの皮を残して内部をジュースに加工することができます。ココナッツのように、中のジュースをストローで吸い上げることができ、新鮮な加工方法です。ただ、機械の定価が35万円と少々お高いのが欠点ですが。
 5段目以下は台湾のメーカーが出品したバーベキューの補助機械でした。回転する円形のラックに串に取り付けた歯車を噛み合わせ、食材を回転させて焼くことができるのです。装置の細部を観察すると、細かな点で加工の粗さが目立ち、とても日本のマーケットには適合しないものでした。「日本で機械類を販売するには、もっと精度を上げなければ売れないよ」とアドバイスしようとしたのですが、日本語の理解が不十分で伝達できず。なお、この調理装置の原動力は、何と9ボルトの小さな電池でした。これで3時間くらいは作動させることができるのだそうです。
2014年2月27日