ホテル、旅館の業界の景気回復はイマイチでしょうか。

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来場者が少し減ったようです。
観光地にでかける余裕はまだなのでしょうか。

 ホテル、旅館、温泉地などの対象とする「国際ホテルレストランショー」に出かけてきました。この見本市では会期、場所が同じで、「フード・ケータリングショー」「厨房設備機械展」が開催されてます。何れも宿泊施設という大きなくくりの中では顧客が共通するため、何時のころか共催することになったようです。しかし、単独の料理店、レストランでは厨房設備にだけ関心があるため、「厨房設備機械展」の会場は混むのですが、肝心の「国際ホテルレストランショー」ではユッタリとした感じになってます。二段目の写真のように、会場内は来場者で混んでいましたが、見たほど来場者は増えておらず、昨年より減少していました。特に、ホテル、旅館の什器関係のエリアでは閑散としていました。
 会場内での今年の変化では、三段目の写真にあるようにハラール関連のブースです。目立つように多くの業者が出店していたのでないのですが、数社が会場の一部に固まって出店していました。イスラム圏に住む人達が日本を観光するには、ハラール食品による料理が必須となります。これから、インドネシア、マレーなどからの観光客誘致に力を入れるためには避けて通れない条件となっています。これからはハラール食品や料理に関連した業者の出店が増えるでしょう。
 ホテル、旅館の什器に関連して、4段目の写真にあるように、越前からは漆塗りの業者(組合か)の出店もありました。ここでは漆塗りによる山車のミニチュアが出品されていて、価格は3百8十万円と表示されていました。その上を見ると「売約済」の札が出ていました。この会場内で売れたのです。担当者に聞いたところ、金融機関が購入し、支店に順番に展示するのだそうです。担当者によれば、アベノミクスにより一部の業界では利益が出過ぎていて、税金対策のための高額商品を購入しているのだ、ということでした。1年前からの円安、株高により、上場企業には大幅な利益が入ったことは間違いないので、こんなところから景気が回復しているようです。
2014年2月27日