多くの中小企業から選ばれた企業が出店したようです。

　西武信金によるビジネスフェアでは、営業範囲が広いため結構独創的な商品を開発している企業が目立ちました。一段目、二段目の写真は温泉や銭湯での盗難防止装置なのだそうです。温泉や銭湯では着衣を脱ぐため、財布なども脱衣籠に入れます。それを狙って盗難が発生することが多いのです。このため、脱衣籠の底に金庫を設けておき、暗証番号を設定することでロックさせようというものです。これなら着衣とは別に貴重品が保管されて安全なのですが、脱衣籠ごと盗まれたらどうなるでしょうか。
　三段目の写真の会社は極めて特殊な検査装置を製造しており、従業員は６名なのですが有名大学、世界の研究所に納品しているのだそうです。四段目の写真ではその一例で、金メッキした極細の銅線を細かいピッチで並行に並べた部品で、この銅線の間を素粒子が通過する位置と速度を測定できるのだそうです。ヨーロッパの素粒子研究所にも納品されているそうです。実際の商品はこのように簡単なものではなく、ＸＹ方向に組み合わせたり、三次元になるように設計してあるようです。
　西武信金では、新潟県にある三条信金と提携していて、会場内には燕三条から出店した企業のブースもありました。地元では業績優良な企業ばかりが選ばれているようでした。六段目の写真にある企業は、全国の農家に向けて農家が必要とする金物や工具を通信販売しているのだそうです。通信販売を農家に絞っていて、この業界では有名なのだそうです。
２０１３年１２月２２日