遊戯台の裏側にはこんな仕掛けがあるのです。


パチプロでもご存知ないでしょう。

とあるブースにはパチンコの島とそれに嵌め込んだ遊戯機が展示してありましたが、良く見ると上の左右に2つの把手が出ています。裏側から見たのが二段目の写真で、ユニバーサルジョイントで金具につながっています。その金具を拡大したのが三段目の写真で、島の天板と遊戯台の上面の間に嵌められていて、台を島に固定できるようになっています。先程の把手を回転するとユニバーサルジョイントで金具のスクリューに伝達され、島に対して台を傾斜できるようになっています。
つまり、遊戯台は島に固定されているのではなく、前後に傾斜できるように嵌め合わされていて、台の傾斜をこの金具で微調整できるのです。パチンコの遊戯台で球を弾くと、台の傾斜により当たり穴に入る確率が変わってくるのです。そのため、台の角度を微妙に調整し、パチンコ屋側の予測している確率で球を回収できるように設定しているのです。台の角度の調整が終われば、島の上に出ている把手は裏側にしまい、蓋を閉めます。パチンコ台で遊ぶ客からは窺い知れない出球回収の仕掛けなのです。
2012年3月29日