初めて「新ものづくり・新サービス展」に出掛けてきました。

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何だか良く判らないのですが、頑張っている中小企業の展示会でした。

サブタイトルが「ものづくり補助事業展示商談会」で「中小企業 新ものづくり・新サービス展」という見本市がビッグサイトで開催されたので出掛けてきました。開催期日は「新価値創造展2022年」と同じで、隣接する東7ホールで開催されてました。実は、私はこの見本市が開催されたことを知りませんでした。最初に開催されたのが2020年で、この時はコロナウイルスが蔓延していたので、感染を恐れてこの年からビッグサイトには出掛けなかったからでした。その翌年の2021年も開催され、今年は3年目ということになります。
 この展示会の主催者は「全国中小企業団体中央会」となっているのですが、後援は「経済産業省」「中小企業基盤整備機構」となっていて、中小企業基盤整備機構の中小企業生産性革命推進事業に係わる予算の一部を利用して開催されたとのことです。出店者に該当するのは「ものづくり補助金」を受領し、新商品・新サービスを開始した企業に限定されています。何だか良く判らない仕組みなのですが、実質的には中小企業基盤整備機構が仕切っているようで、こんなことなら新価値創造展2022年と合併して開催すればいいと思うのですが。どうも補助金を支給した団体は中小企業基盤整備機構とは違うため、このようなややこしい仕掛けになったようです。これも官庁の縄張りの弊害かと思われます。
 今年の出店者は542社で、会場の区割りは二段目の写真にあるように、実に細かく分けられていました。そのため、ブースがズラーと並んで、お祭りの屋台のようになっていました。来場者は10,659名となっていて、まずまずの出足のため、賑やかでした。この展示会では、新商品・新サービスを発表する出店者が全国から参加したため、「何か商売のネタはないだろうか」と探しにくる人達が多いのでしょう。
 三段目の写真ではへんてこな眼鏡が展示されていましたが、これは視野狭窄症の人のための補助眼鏡でした。この眼鏡には魚眼レンズが取り付けてあるため、眼鏡を通して見た視界は広い視野となって見えます。五段目の写真の上部にあるモニターでは、この眼鏡を通して見た視界を示しています。単純な構造なのですが、このような思いつきをするのは大したものだと思います。
 六段目の写真は飛沫防止用のフェイスシールドで、透明なシールドに文字、図柄などを印刷するサービスです。無機質な透明なシールドを広告などに利用できるとのことですが、それなら透明なシールドではなく、シールド全体に図柄を印刷して顔を画すようにすればいいのではないか、と突っ込みたくなりました。
 七段目の写真は人工雪を製造する機械で、氷を入れると雪をノズルから放出させることができるものです。スキー場にある人工降雪機とは違って極めて小型なものです。特徴は、手前にあるバッテリーで駆動させるため、あちこちに移動させることができ、スーパーや幼稚園などでイベントに使用するのだそうです。そんな利用方法もあるのだ、と感心しました。
 八番目の写真は段ボールでできたカラクリ装置で、ボールを入れるとコロコロとレースを移動する展示物です。段ボール会社が試作したもので、似たような展示は良く見かけられますが、段ボールだけでここまで大きなのは珍しいでしょう。
2022年12月29日