焼肉を中心とした飲食店のための見本市です。

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コロナ自粛の解除後の、売り上げ増加の情報収集に熱心でした。

毎年、池袋では「焼肉ビジネスフェア」が開催されていて、お台場では「居酒屋ジャパン」が開催されていましたが、今年は今年から「外食ソリューションEXPO」と名称を変えて統合することになったようです。従って、展示の内容は焼肉店が必要とする食材や装置、居酒屋で消費される酒類がメインの見本市です。
2020年から始まったコロナ汚染により、外食の自粛が呼びかけられて外食、特に居酒屋では休業、もしくは時間短縮となって大変な影響を受けました。今年はコロナ感染が始まってから3年目なので、そろそろ汚染も弱くなった、と言われることから業界では再起復活を狙っているようです。
焼肉店に必要な設備は、ロースターを備えた専用のテーブルです。今回もロースター専門業者が出店していましたが1社のみでした。以前は3社以上の出店が見られたのですが。2段目の写真は食材の搬送装置であり、注文を受けた食材をレーンで移動させ、顧客の前で停止させるものです。回転寿司の設備メーカーが開発したもので、これらなら従業員と顧客が対面せず、コロナに感染することはないでしょう。
薬肉店で一番重要なのは食肉の仕入れです。高級な食肉を安く仕入れることが焼肉店の使命です。このため、会場にはありとあらゆる食肉卸業者のブースが並んでいました。4段目の写真はアメリカからの輸入牛豚を専門に紹介するブースで、アメリカの複数の業者が共同で運営していました。外国勢力に対して、5段目の写真は国内で生産している和牛和豚を販売する業者の共同ブースです。国産の食肉も海外からの攻勢に対抗して頑張っていますあ。令和3年度における輸入牛肉は55万9千トンであるのに対し、和牛は32万7千トンとなっています。家庭での消費量も含まれているため、この比率で焼肉店で消費されているとは思われませんが、国産和牛も頑張って欲しいものです。
焼肉店で消費される食肉は、一般には牛肉、豚肉が殆どですが、再起では変わった食肉も提供されるようになりました。6段目の写真は猪、鹿などのジビエやダッチョウ、羊肉などを提供できる食肉店のブースです。7段目の写真はタンやハツ、レバーなどの希少部位のみを取り扱う専門店です。8段目の写真は、焼肉には良く似ているが大豆を主成分とした人工肉で、色、形は本物と見分けできません。今後は人工肉であると悍馬に掲げた焼肉店も出現するでしょう。
居酒屋の見本市ですから、ありとあらゆる種類の酒が出品されていました。写真9はお馴染みの焼酎のメーカーのブースであり、写真10はビール会社のブースです。この他にもワインや日本酒のメーカー、問屋のブースもありました。当然のように試飲することができ、味を確かめることができます。しかし、居酒屋経営者でもない一般人が来場し、試飲だけを楽しんでもらっては困るのです。会場の端から端まで試飲していけば酔っぱらってしまいます。そんな一般人の来場を遮断するため、この見本市では入場は厳しく制限していて、招待状を持参しない場合には入場を拒否しているようです。
さて、池袋のサンシャインでは、天井が低く、床面積が狭いため、写真11のように来場者が歩く導線が細くなっています。出店者の説明員と来場者が接近するため、商談には都合がいいのですが、余りにも密着しすぎています。さらに、食品を展示して試食、試飲させるためにマスクを外すことになります。まだ、コロナの感染力が強い時期であったので、ここで感染された来場者も少なからずお見えになるかと思われます。実は、私はこの会場でコロナに感染し、翌日がらは隔離生活を続けざるを得なくなりました。

2023年5月27日