下請け企業でも特異な商品を製造している企業もありました。

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意外な商品が造られていることを発見しました。

前述したように、2022年新価値創造展では加工、製造の下請け企業が多く、技術力はあっても自社製品を並べているブースが目立っていました。しかし、そんな中でも面白い商品を製造している企業を見つけました。
一段目と二段目の写真は、ワイヤーの末端に輪を造ることだけに特化した企業の商品です。ワイヤーを曲げて輪を造ったり、ワイヤの末端に金具を連結したりして加工していました。考えてみたら自動車の部品や機械の中でこのようなワイヤーを見かけることが多いものです。これだけの技術で運営している企業があるのは新発見でした。
 三段目と四段目の写真は、耐水性のベアリングです。セラミック製のボールとリングによりボールベアリングを組み立てていました。
 五段目の写真の左側には木製の屋根の付いた台がありますが、これはホテルの宴会場で使う屋台です。どこのホテルでも必ず備えつけられていて、宴会では寿司、そば、オデンなどの実演のために利用されてます。この会社では国内の屋台のシェアーのトップを占めているのだそうです。
 六段目の写真はデジタル水準器で、競争会社はヨーロッパに一社のみだそうです。気泡管の中の気泡の位置をレザーで検出し、傾きをデジタルで表示させることができます。七番目の写真は、その水準器を校正するための専用装置です。
 八番目の写真は防災用のジャンパーです。フードの部分までジッパーで閉めることができ、顔全体を覆うことができます。こうすることで、避難場所で寝ていても他人から顔を見られないように防ぐことができるそうです。また、引っ繰り返すことで、衣類や雑貨を収納できる袋に変身させることもできます。どれほど需要があるか不明ですが、多少は売れるかもしれません。
2022年12月29日