建築機械の見本市では特殊な建設作業車が出展されてました。

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ビルの建築工事には必要な特殊車両です。

この日、インテックス大阪の屋外展示場には工事現場で使用する特殊車両が出展されてました。ビルやマンションのような高層建築が増えているため、高所にも容易に到達できる高所作業車や解体のための作業車が出展されてました。一段目の写真では、高所作業車や特殊クレーン車が見られました。二段目の写真は、屈伸式という高所作業車であり、町の工事現場で良く見かけられる構造のものです。しかし、この高所作業車はイタリア製であり、国産ではありません。同じ構造の屈伸式高所作業車は国産もあるのですが、これだけ大型のものは国産ではないそうです。技術的には国内のメーカーでも製造できるのですが、それほどの需要が無いため輸入品で十分のようです。国内で高所作業車を製造しているメーカーは3社ほどあるのですが、それよりも多くのメーカーが海外にあるのです。それぞれのメーカーは他社と競合しないように、独自の高所作業車を製造しているとのことでした。
三段目の写真は、掘削機(バックホー)のアームに取り付けるアダプターで、木材や廃材を掴み取るための装置です。このアダプターにも大きさや用途によって多数の種類があるようで、使用する現場に合わせて使い分けているようです。
四段目の写真は、やはり掘削機(バックホー)のアームに取り付けるアダプターなのですが、これは極めて特殊なもので、木材を爪ではさみ、その後に側面に付けた包丁のような刃物で木材を切断するものです。山林から切り出した木材を適当な長さに切断し、そのまま積み上げるために使用されるとのこと。製造はカナダのメーカーでした。
五段目の写真もアダプターなのですが、地面に穴を掘るためのものではなく、立木を切断した後に残る切り株に先頭を挿入し、切り株を破砕するためのものです。これも外国製でした。カナダや北欧などの森林国ではこのような特殊なアダプターの開発が進んでいるようです。
2017年5月15日