来年のレジャーはVRと自然回帰がテーマのようです。

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レジャーの内容が変化してきているようです。

 遊びや余暇の利用のために働いている企業が出店する「レジャー&サービス産業展」にでかけてきました。この見本市は、遊びのための施設やノウハウを提供する企業が出店し、それを購入した企業が各地で新しいレジャーを展開しているためのものです。いわば、新しい「遊び」を考えつき、これから社会で流行らせる仕掛けを起こすようなものでしょう。一般客が遊びに飽きやすいので、出店者は毎年のように新しい遊びを提案しています。
 今年の会場で目立った2つのテーマは、仮想実現(VR)と家族て楽しむ屋外での宿泊(グランピング)のようです。VRはコンピューターによる映像表現で、メガネをかけて映像を観ると目の前にあたかも実物や風景が浮かび上がるものです。家庭用の小さなものではなく、業務用なので仕掛けは大きくなっています。二段目の写真は全周を見渡せるVRで、回転する椅子に座りながら映像を見ると、360度の視界が開けるものです。三段目の写真は体を動かす格闘ゲームで、メガネをかけて腕などを動かすと対象物にボールなどを当てることができるものです。ポケモン・ゴーの屋内版のような感じがしました。四段目の写真は、ハンモックに座りながらメガネの映像を見るものです。この方法では、気球やパラグライダーに乗って空中を散歩しているような気分になれるのだそうです。私は体感しなかったのでどのような効果があるか不明ですが、身体を揺らすと上空をフンワリと飛んでいるような錯覚をするとのことでした。
 また、2つめのテーマはグランピングで、最近関東圏のあちこちに施設ができあがってきました。簡単に言えばキャンプなのですが、その場所に行くと既にテントが張ってあり、バーベキューなどの食事も用意されているレジャーなのです。手ぶらで出掛けても、宿泊施設と食事ができて、手ぶらで帰ることができるというものです。家族や知人同士で出掛け、自然の中で時間を費やすことができる極めて健全な遊びなのです。これから急激に流行るのではないでしょうか。七段目の写真は珍しいサウナのテントでした。フィンランドではこのようなサウナが実際に使われているとのことです。芝生の上でのサウナは一味変わった体験になるでしょう。
 八段目の写真は魚類のぬいぐるみを展示しているブースです。今、全国で水族館ばブームとなっているのですが、その水族館でお土産として販売する商品が足らないのです。この企業は、魚に関する土産品を独自に開発し、全国の水族館に卸していました。ぬいぐるみだけでは他社と差別化できないので、この企業は水族館というマーケットに絞っているようです。
2016年12月29日