中小企業でもアイデアは豊富なのです。これからが楽しみです。

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毎年のように新鮮な商品が出品されています。

 産業交流展は中小企業による出店ですが、他の見本市と違うのは完成品の新商品が多く出されることです。地域の公共団体などが開催する小さな見本市では、加工や下請けの企業による出店が多く、さながら加工技術の競うようなものになりがちです。産業交流展では、売り上げは少ないのですが自社ブランドで商品を販売、受注する中小企業が極めて多いのです。このため、毎年変わったオリジナル商品を見かけることでき、参考になることが多いのです。
 一段目、二段目の写真は、事務室などに配置される植物です。造花による植栽であり、どの企業でも殺風景な室内に潤いを与えることができる商品です。しかし、この植栽の鉢は空洞になっていて、防災用品を収納することができます。普段は緑色の人工鑑賞植物なのですが、いざとなると飲料水や非常食を取り出すことができます。
 三段目、四段目の写真は、「揺れる枕」なのだそうです。通常の枕は頭を固定できるのすが、この枕は逆に頭を揺らして肩凝りをほぐす健康用具です。ただし、どの程度の効果があるかは不明です。
 五段目、六段目の写真は、入浴のための介護用具で、ベッドの上で防水シートを広げ、防水シートの四方を治具で持ち上げることで浴槽ができあがるのです。従来のプラスチック製の浴槽に比べると移動が簡単なそうです。しかし、柔らかい防水シートでは、一部が凹んだだけでお湯が流出し、ベッドが水浸しになるのではないかと危惧します。
 七段目の写真は、半透明な陶器で製造した手洗いです。信楽の陶土を使い、光を通過させるように焼き上げたのだそうです。ホテルや旅館での設備に良いかもしれません。
 八段目の写真はガラスのタイルを嵌め込んだ墓石です。技術的には斬新ではないのですが、天然石だけの従来からある墓石に比べると斬新なデザインでした。
2016年11月24日