中小企業独特のアイデアを形にしているものですが、売れ行きは?

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新商品は最先端でも古過ぎても難しいものです。

今年の新価値創造展にはロボット専用のコーナーが設定されてました。ロボットを開発している企業だけを集めて、その技術を開示しようという試みで、最先端の技術を一般にお披露目しようということでしょう。これからの小子化社会にはロボットの需要が多くなり、マーケットは広がるということは理解できます。コーナーにはマスコミにも未発表のロボットが並んでいて、中小企業でも多くの企業が研究していることが伺えます。
二段目の写真は直立して案内や警備をするロボットで、三段目の写真は声をかけるとコンピューターが返事をしてくれるロボットです。これからの需要は認められるのですが、果してこれらのロボットが受け入れられるのは何年先になるでしょうか。また、故障をした場合のメンテナンスも予想しておかなければならず、中小企業の体力に適合するような商品なのか疑問です。すぐに売れる商品を研究する必要はないのですが、確実に販売できて利益が出るような商品に着目すべきではないでしょうか。
四段目の写真は北海道のメーカーが製造した木質ストーブです。その目的は廃材を燃料にすることにあるようです。家屋の解体や廃材をストックしておき、このストーブの購入者に廃材を販売するのだそうです。現在、廃材を廃棄すると廃棄手数料がかかりますが、無料で廃材を引き取り、それをストーブの使用者に燃料として販売する計画なのです。温暖化の防止になり、廃材の処理に費用がかからない、という一石二鳥を狙っているのです。アイデアは面白いのですが、廃材の流通をどのようにするかが問題でしょう。
五段目の写真は風力発電機です。羽根の形に特徴があり、微風であっても発電できるそうです。風力発電はブームになっているのですが、何年かかって原価償却できるのが疑問です。
2016年11月16日