年々、盛況になっていく空に関連した見本市です。

16space01

16space02

16space03

16space03-2

16space04

16space05

16space06

16space07

16space08
これからの日本が目指す技術分野なのですが、中小企業にはどの位の影響が。

 航空機や宇宙船などの空の乗物に関する見本市の「国際航空宇宙展」に出掛けてきました。この見本市は4年に一度開催されるもので、航空機関連の見本市では最大のものです。以前にもビッグサイトで見学したことがありますが、今回は国内企業の出店が602社、海外企業の出店が190社となって、過去最大の出店者数となっています。航空、宇宙関連の産業はこれからの日本の基幹産業になると予想しており、主催者は東京ビッグサイトであり、実質的には東京都によるものと考えて良いでしょう。自動車産業はこれ以上伸びることはないと考えられ、東南アジアの国では競合社が少ないこの分野への官民挙げての進出に力を入れている様子が伺われます。
 さて、今回の見本市では二段目、三段目の写真にあるように、入場者は持ち物検査と身体検査があり、入場するには結構厳しいものがありました。前回の見本市ではこのようなチェックは無かったのですが。来場するのは航空機や宇宙船に関連した会社の従業員、航空マニアなどであり、まさか、ここで飛行機やヘリコプターを注文するする人は来ないでしょう。この見本市は、どちらかと言えば航空機や宇宙船の最新の技術を展示し、出店する企業のアッピールをするのが主旨なのです。特に入場する人への制限は無いのです。
 この見本市にテロリストが闖入するとも思われませんが、このように厳しい警備をするのは参加企業が海外社が多いからではないかと推測されます。世界の35ヵ国から企業が出店しており、それらの国に対して「日本の会場はこのような警備をしていますよ」という意思表示かと思われました。
 会場内では各ブースの規模は意外と小さいものでした。航空機産業では、機体そのものを販売している企業は世界でも限られており、その航空機の製造企業に部品を供給する企業の数は多いのですがそれぞれは意外にも小規模の企業が多いがためです。会場内には外人の姿が目立ち、英語、フランス語などが行き交う異次元な世界でした。
 航空機、宇宙船に関する見本市なのですが、実物は大きすぎて会場に持ち込めません。五段目の写真にあるように、小型のヘリコプターは展示してありましたが、他は模型の展示でした。五段目、六段目の写真はアメリカのベル社、七段目の写真はエアーバス社、八段目の写真はボーイング社のブースで、航空ファンならゾクゾクするような展示です。
2016年10月17日