産業廃棄物の処理現場は肉体的に厳しい条件にあります。

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作業員の体力を維持するための道具が増えています。

 産業廃棄物を処理する現場は、屋外が多いものです。建築物の解体現場、屋外の建築現場、山中の露天にある廃棄場などであり、炎天下では体温が上昇し、労働条件としては厳しいものです。また、屋内であっても、燃焼炉やボイラーの近くでの作業もあり、やはり汗が流れ出るほどの厳しさがあります。
 そこで、会場には労働条件を改善するため、作業員の体温を下げるための新型の補助用具が出品されていました。一段目の写真は、大きなポケットがついたチョッキで、ポケットの中に保冷材を収納するものです。二段目、三段目の写真はかなり複雑な冷房用具で、作業員は小型のリュックサックを背負うことになります。リュックの中には冷水を収納したタンクとポンプ、電池があり、ポンプで冷水をチューブに循環させる構造になっていました。今年発売の新商品で、これなら長時間の作業にも対応できるでしょう。四段目の写真はヘルメットのクーラーで、ヘルメットの後部にアダプターを取り付け、扇風機により風を頭部に循環させるものです。作業員の健康維持のため、あれこれと工夫した商品が展示されてました。
2016年7月8日