暖房設備も木質に変わってきたようです。

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昔ながらのストーブが使われるようになりました。

今年の「環境展」では、木材を燃料とするストーブが目立って多くなりました。地球温暖化防止のための対策として、木材、特に間伐材の活用に目をつけたものです。木材をそのまま燃やせば炭酸ガスが発生しますが、植林により育成した樹木が炭酸ガスを吸収するため全体としては炭酸ガスの増加を抑制でき、温暖化防止に役立つ、という理由です。
 一段目の写真はどちらかと言えば工場や事業所などで使用される大型の木質ストーブで、廃材をそのまま投入して燃やすものです。二段目の写真はロボットをテーマにしたストーブで、喫茶店や飲食店で使用すれば目立つでしょう。いずれにせよ、木材を燃やすストーブは都会で使用するには不向きで、東北地方より北の地域に限られるでしょう。
 最近では廃材をそのまま燃やすのではなく、廃材や間伐材を粒子状に加工した木質チップを燃料とするストーブも増えてきました。このため、木質チップを製造する機械も展示されてました。構造的には比較的簡単な機械のため、地方にある中小企業が製造していました。三段目の写真はオーソドックスなチップ加工機であり、どのメーカーもほぼ同じ構造でした。四段目の写真は少し進化した加工機で、大量に生産することができるものでした。
2016年7月8日