アイデアとしては面白いのですが、実用性が問題となりそうです。

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それぞれ工夫しているのですが、結局のところ売れなければ結果はでません。

 今年の産業交流展でも中小企業が考え出した新商品が多数出品されてました。一年の間に開発された新商品を発表する場なのです。しかし、素人が見ても売り難い(売れない、というのが正確か)商品も数多いのです。産業交流展は実験場なのです。
 一段目と二段目の写真はペットの棺桶です。段ボールでできた綺麗な箱が棺桶で、蓋を取ると左右の壁が両側に開き、内部は白布が敷かれています。ペット葬が盛んになってきたので、このような棺桶が売れているようです。しかし、中国製のペット用棺桶が多く流通しているので価格的に見合うかどうか疑問です。
 三段目、四段目の写真は自転車事故の発生を警報するための報知器です。自転車のフレームに取り付けておき、万一自転車が転倒したなら交通事故に出会ったか、引ったくりに押し倒されたかのような場合に大きなベル音を発生するのだそうです。盗難があったことを警告するのではなく、単に自転車が倒れた場合にだけ警報を発生するのです。これで単価が5千円なのだそうです。安いママチャリなら1万円前後で購入できるので、転倒の警報のために5千円を追加するとは思われにくいのですが。
 五段目と六段目の写真は防災用品なのだそうです。通常は五段目の写真にあるように、キノコのオブジェとして飾っておき、災害が発生した場合には六段目の写真のように頭部を取り外してヘルメットに利用します。キノコの幹の部分には食料や防災用品を保管するのだそうです。防災用品をオブジェにした、というのが開発者の説明なのですが、防災のためにこのようなオブジェを自室に飾っておくことは考えられないのですが。
 七段目の写真は消火器ではなく、水を入れたタンクなのです。上には水平に向けてノズルがあり、本体を寝室に設置してノズルを就寝者の顔に向けておきます。装置が地震などを検知したらバルブが開き、ノズルから就寝者の顔に向けて水を噴出し、強制的に起こすのだそうです。寝ている時に水をかけられば誰でも起きるでしょうが、誤動作した場合には布団が水浸しとなってしまうのでは、と心配になりました。
2015年12月1日