儲かる商品には大資本が必ず目をつけます。

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大企業と中小企業が共同しないと商品が売れないのです。

 このブースでは揚げ物、天ぷらなどで発生する揚げ玉、天カスを圧縮する機械を出品していました。二段目の写真にあるように、右側の箱の上面にある穴に揚げ玉、天カスを投入するとそれらが圧縮されて食用油が回収され、揚げ玉、天カス(主に小麦粉を主成分としている)は圧縮固形化されて側面から排出されるようになっています。揚げ玉、天カスには食用油がまだ多く残っているので、それを回収して再利用することで材料費を節約できる効能があります。天ぷら、豚カツのチェーン店やスーパーの調理場などで盛んに導入されているとのことでした。
 さて、ブースの看板を良く見ると出店者は「JALUX」となっていました。あの日本航空の子会社で、購買などを担当する部門なのです。製造会社は資本関係の無い別会社なのですが、ここから独占販売権を得て販売代理しているのでした。この機械は売れ筋であるとJALUXの役員が判断したのでしょう。儲かる商品には必ず大資本が参入してくる例ではないかと思われます。
 四段目の写真は外国製の商品で、水槽の温度を0.1度単位で維持することができる加温装置です。肉類を調味料と共に真空パックし、この水槽で数十度の温度に温めることでパック内の肉類を熟成させることができるのだそうで、最近は国内のレストランでも利用することが多くなったとのことです。しかし、驚かされるのは温度制御であり、水温を0.1度単位で維持できるのは凄い技術力でした。
2014年2月27日