地元の産業振興よりも即売に傾いています。

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真面目な出店者もいるのですが、来場者のお目当ては違ってました。

 江戸川区で開催された「産業ときめきフェア」では、宴会場をパーテーションで区切り、ブースに各出店者が商品を並べて展示するのは他の見本市と同様です。しかし、会場内の雰囲気が違うのは、来場者のほとんどが女性(高年齢者が目立つのですが)と子供なのです。成人男子は殆ど見かけられません。場所が住宅地である、ということもあるのですが、会場内では生活用品の安売りをしているからです。二段目の写真は衣料品の特売を行っていて、さながらデパートのバーゲン会場のような賑わいでした。地元の主婦はこの安売りをご存じのようで、毎年来場されている方も多いようでした。また、来場者で賑わっているのは試食コーナーと試供品をもらえるコーナーで、老女が集まっていました。
 しかし、一応は産業振興の展示会であることから、工業関係の企業も出店していました。三段目の写真は松本産業という会社で、国産ロケットH2の部品を製造していて、パネルではロケットと人工衛星を説明していましたが、立ち止まる来場者は少ないような気がしました。四段目の写真は東工・バレックスというバルブを専門に製造している会社で、一部の製品はロケットの燃料制御のために使われているのだそうです。極めて高度な加工技術を持った企業ばかりで、世界的にも有名な中小企業なのです。しかし、地元の江戸川区に本社があるため、付き合いで出店しているのではないでしょうか。
2013年12月26日