防災産業では、参加する企業が選択されてきたようです。

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防災用品は競争が激しいようで、出展者が減ってました。

 防災をテーマとする「危機管理産業展」に出掛けてきました。2011年の東日本大震災以降は震災対策に各企業、各家庭が関心を持ち、地震に対する備蓄や訓練が盛んになってきています。しかし、この見本市は東日本大震災よりも前の2004年から始まっていて、大震災があってから始まったものではありません。しかし、大震災以降は防災について皆様の関心が深くなり、会場の規模、出店者数が増加したことは確かです。
 大震災以降では、防災関連の企業の出店が増え、ありとあらゆる防災用品が出品されてました。こんな商品が防災に役立つかな、と疑問を持たれるようなものまで並べられていました。しかし、今年の同じ見本市では出店者が減っています。昨年は313社であるのに、今年は235社と大幅に減っています。これは防災に対する熱が覚めたのではなく、実際に役立たないと思われる防災用品は売れなくて、出店者が採算が合わないことから出店を見合わせたのでしょう。
 以前に比べると震災対策は徐々に現実的なものとなり、二段目以降の写真にあるように、実際に避難できるような建造物が提案されていました。二段目の写真は日本の一流企業による施工であり、四段目の写真は高知県の土木会社が施工した事例です。浮袋やテントなどの避難用具であっては助からないことが判ってきたのでしょう。
2013年10月11日