印章店で必要な商品の仕入れができます。

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印章店での商材は小物ばかりです。年に一度の仕入れ日です。

 元々はハンコの業界に向けた見本市なので、会場には全国から印章店、文具店、雑貨店の店主が来場してみえました。元々、印章店、文具店、雑貨店は小規模な店舗が多く、家族で運営しているところが殆どなのです。このような小売店にとっては、年に一度の仕入れの日なのです。会場内には即売のブースが並び、特別値引きされた商材が並べられていました。
 さて、印章業界については少々問題があり、業界全体が衰退していく方向にあるのです。昨今は電子取引が多くなり、領収書に印鑑を押すことが少なくなりました。また、電子証明書が開発されたので、印鑑証明をすることも少なくなり、日本の伝統であるハンコは先が見えなくなったようです。このため、印章業界の人達は将来性が無いことを自覚してみえるようでした。ただ、日本で印章が日常的に使われるようになったのは、明治初期に印鑑条例ができ、庶民も印章を使わなければならなくなってからのことなのだそうです。そう考えると、日本の印章の歴史は浅いものなのでしょう。
 二段目の写真は印肉の専門業者で、これらは全て国産で高級な品なのだそうです。三段目の写真は表札専門のメーカーで、印章店に卸しています。考えてみたら、どの印章店でも表札も売ってました。印章店で顧客から注文を受けたなら、そのオーダーはこの表札メーカーで受け、制作された表札が印章店に届けられるのでした。
 四段目、五段目の写真は、印章店に素材や専用用具を販売している問屋のブースで、印章店の運営に必要なありとあらゆる商品が並べられていました。ここで素材や店舗道具を購入すれば、明日からでも印章店が経営できるはずです。
2013年10月11日