印章店も多角化することになったのでしょうか。

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仕事が手広くなったのか、社会のニーズが変化したのかどちらかでしょう。

 都内の某所で開催された「オーダーグッズビジネスショー」という見本市に出掛けてきました。この題名を聞いても何を展示する見本市からサッパリ理解できなかと思います。そもそもは「印章フェア」というハンコ関連の見本市だったのですが、Tシャツへのプリントや刺繍の加工を行う「ウエアプリントフェア」を併設し、今年からは両者が合体してこの冠名が付けられたのです。つまり、オーダーグッズとは客から依頼されて制作、加工する商品のことを意味していて、街のハンコ屋、雑貨屋などが一品ものとして販売するものです。小さなものばかりですが、日常生活には欠かせないような注文製作品を扱う小売店は結構多いのです。そんな小売店の店主を相手にしているのがこの見本市です。
 会場に入ると、ウエアプリントとオリジナルグッズのエリアに分けられていました。ウエアプリントはTシャツ関係の加工が主なもので、三段目の写真にあるように、客が注文したデザインをプリントしたTシャツが展示されてました。お祭りや運動会などで使われるもので、その制作方法は四段目と五段目の写真で見ることができます。蛸の足のように回転できる腕にシルクスクリーンの版が固定されていて、Tシャツが下側の腕に設定されています。版の上からインクを流すことで、Tシャツの表面に図柄を印刷することができるのです。こんな方法で数枚から数百枚のTシャツに客の好みのデザインを印刷していくのです。
2013年10月11日