結婚式の業界が少し寂しくなってきました。







来場者は増えたのですが、会場に活気が少なくなりました。

結婚式場、会館などが相手の「ブライダル産業フェア」に出掛けてきました。毎年開催されている、国内唯一の結婚産業の見本市です。今年は昨年に比べて来場者が多く、活気があるように見えるのですが、来場者の多くはブライダル専門学校の学生や結婚式場の従業員が目立ってます。場内には若い人が多いのですが、経営層が少なく、商談が進まない、と出店者はこぼしてました。
若い人達が集まるには理由があり、二段目の写真にあるように、会場のあちこちにはセミナーのブースが設けられていて、これを目当てに来場しているようです。通常のセミナーでは入場料を徴収するのですが、この見本市では「招待券」を渡しているため実質的に無料なのです。どうも、学校や結婚式場では、学生や従業員に教育の一貫としてセミナーに参加させているようです。それで若い人が多く来場しているのではないでしょうか。
今年のこの見本市で感じたのは、結婚記念アルバムを製作する企業の出店が少なくなり、新規の出店者と入れ代わっていることでした。また、ブースの設営が工夫されておらず、迷路のように区画されたブースもあって、来場者の流れが妨げられていました。一応、出店者数は昨年と同じなのですが、全体に活気が無くなっています。出店者から主催者に苦情が出たという話も聴きました。会場設営がマンネリ化しているようなので、そろそろ大がかりな改革が必要なようです。
また、結婚式場とは無関係な展示も目立ちます。三段目の写真は結婚式場での写真を展示したスペースであり、四段目の写真はテーブルウエアの飾りつけのコンクールを展示したスペースです。いずれも場内の広い面積を占めているのですが、無駄なような気がします。出店者で埋まらなかったスペースを代わりに埋めているのかもしれません。
五段目と六段目の写真は、ウエディングドレスのファッションショーで、これは毎年開催されてます。この場所だけは華やかで、来場者が集まっていました。
2013年7月16日