しんきん経営情報 平成25年4月号 ウエスト



新潟県長岡市  ウエスト
中型の製粉機を持つ西清貴社長。家庭用と企業用の中間の性能で、個人経営のそば屋などが自家製粉のために利用している。

●水冷式製粉機。
世界の三大穀物は小麦、米、トウモロコシであるが、米以外はそのままの形で食用されることは少なく、製粉されてから調理されることが主流である。小麦は小麦粉に加工されてからパン、パスタ、うどんなどに調理され、トウモロコシは粉末にされてからコーンブレッド、トルティーヤなどに調理されている。
穀物を粉砕する方法で最も歴史が古いのは胴搗き式製粉である。丸い穴を穿った石製の搗き臼を用い、穴に穀物を入れて杵を落として粉砕するものでる。江戸時代には、水車を動力源にして杵を動かす粉挽き小屋があちこちで建てられていた。この方法は原始的であるがうるち米を微粉末に加工できるため、現在でも上新粉の製造には同じ原理の機械が使われている。また、2つの円盤形をした臼を上下に重ねて回転させ、臼の間で穀物を砕く石臼式製粉も昔から知られている。老舗のそば屋の店頭には、モーターにより石臼を回転させる製粉機が置かれているのを見かけることがある。
現在は、音速に近い速度で空気を流動させ、その空気流で穀物同士を衝突させて粉砕する気流式と呼ばれる製粉方法が主流となっている。気流式は穀物を大量に処理することができるため、大規模な製粉工場の殆どはこの方法を採用している。

この続きは拙著「くたばれベンチャー」をお読みください。

kutabare

タイトル 「くたばれベンチャー!モノづくりニッチで起業」
出版社  株式会社秀和システム
定価   1500円(税別)

内容の詳細とご注文は下記のホームページをご参照下さい。
http://www.shuwasystem.co.jp/products/7980html/4593.html