段ボールを加工しても売れる商品にはなり難いのですが。

　どの中小企業向けの展示会でみられるダメ商品がまた並んでました。いずれも段ボールを活用したものです。一段目の写真はガンダムの模型を段ボール板で製作したもので、二段目の写真は段ボール板を利用したベッド、机、椅子を製作したもので、三段目の写真は被災地における着替え用のシェルターを製作したものです。いずれも既に他の会社が試作したり販売してみた商品ばかりですが、どれも売れた試しがありません。段ボール会社の宿命のようなもので、過去の失敗を考えずに出品してました。
　段ボール製のベッドは価格が木製のベッドより高くなり、売れるはずがありません。段ボールを利用した被災地用の商品は多くの会社がそれぞれ考えていて、体育館の仕切り板、仮設トイレ、更衣室など多様な商品が発売されてます。しかも、どれも売れてません。安易に思いつくのはいいのですが、売れない商品を段ボールで製作しても無駄なことです。そろそろこんな販売先を考えない開発は止められたらどうでしょうか。
２０１２年１１月２４日