かなり特殊な商品ですが需要はあります。





売れ筋のルートが決まっているので営業には力が入りません。

 今回の展示会は、信金の優良顧客による出店であるので、会社は小さくとも特殊な技術を持った企業が多く見かけられました。
 一段目の写真では、係員が退屈そうに待機してました。それは商品が特殊なためです。二段目の写真はその会社が製造しているもので、「電池の試験装置」です。電池を量産する前に試験素材を組み合わせて、発電量や耐久性を試験しなければなりません。この会社では、試験のための容器を製造しているのです。すなわち、電池の寸法にピッタリと同じ空洞を作り、その空洞に合わせて密閉しながら絶縁する蓋を製造するのです。極めて特殊な商品であり、電池製造会社しか使用しないものです。このため、商談するような来場者はいなく、係員もてもちぶたさとなっていました。このような特殊な器具でも毎月一定の数量は販売しているのだそうです。
 三段目、四段目の写真は、硯で墨をする機械なのです。電源を投入すると自動的に墨を前後に動かし、書道で使う墨汁を製造してくれます。こんな機械が必要になるかと思ったら、ちゃんと需要があるのです。日展とかの競技の展覧会では、市販の液体墨汁で書を書くことはできず、必ず墨から作った墨汁でなけれならない規定があるのだそうです。それでこの機械は立派な市場を持っているのだそうです。
2012年11月24日