こんな商品に需要は見込めるのでしょうか。




何でも自動化は考えられるのですが、ここまで必要性はないのでは。

 今回の展示会で発見した一番の最悪商品はこれです。一段目の写真の外観からすると、サッシに付けられた窓ガラスのようにみえますが、これは自動で開閉する窓ガラスなのだそうです。雨や風を検知して、気候が変わったらモーターで窓ガラスを閉めることができ、施錠もするという近代化した窓ガラス開閉システムなのです。これなら、窓ガラスを開けっ放しにして外出しても、降雨や突風を検知して自動的に閉めてくれるので、天候を気にせずに外出できます。
 しかし、このシステムは一つの窓枠に20万円の施工費がかかるもので、例えば、4つの窓枠に設置したなら80万円の大金がかかるのです。窓ガラスを自動的に開閉させるだけのためのこれだけの大金を投じる人はいるのでしょうか。また、外出する際に窓ガラスを開けっ放しにしていく人はいません。何のためにこのようなシステムを開発したのか理解不明です。こんな道楽のような商品でも、世の中には買ってくれるような金持ちがいるはず、と言う見込みで開発したのではないでしょうか。
2012年11月24日