今年は少し回復した環境展でした。

不況となったのでゴミ問題は解消したのでしょうか。

 産業廃棄物やゴミ処理に関連した産業の「環境展」に出掛けました。今年は併設して「地球温暖化防止展」も開催され、こちらは省エネをテーマとしていました。昨年の同展では東日本大震災の影響か出店者が減っていたのですが、今年は少し盛り返したようです。それでも二段目の写真にあるように、会場の隅の方には空き地が目立ち、最盛期の時のような回復はありませんでした。産業廃棄物が少なくなったのか、景気が下向きになったのか原因は不明です。今年の出店者が昨年より増えたのは、併設した温暖化防止展があるためであり、環境展での出店者は減っているのでないでしょうか。
 今年の出店者の目玉となっている業務は、何といっても「原子力対策」や「除染問題」です。福島原発による放射能汚染が発生したため、放射能に関連する企業の出店が目立ちます。三段目の写真は各地の汚染状況を調査します、という企業です。車に検査装置を搭載し、依頼された地域でどの程度の汚染があるかを調査して報告するのだそうです。四段目の写真はその作業手順を説明しています。
 五段目の写真は高濃度の汚染防止のための防御服とマスクです。一般の防塵用のマスクとは性能が違うので、六段目の写真にあるようにレベルに合わせた各種のものが用意されてました。どうも、このようなマスクは一般には入手できないようです。
2012年6月14日