新車ではなく、中古車が主役となる見本市です。


自動車産業の裏を支える企業群でしょう。

 今回初めて見学するのは「オートアフターマーケット」と言う見本市で、自動車に関連する業界なのですが、新車ではなく、販売された後の自動車に関連する産業の見本市なのです。要するに、修理や補充部品などの会社がブースを出し、中古車店や民間修理工場などが来場者になる、という性格のものです。会場内には一般の人が見たことのない道具や部品が展示されてました。
 二段目の写真はボディーを磨くための技術と薬品を販売する会社で、傷のついた自動車のボディーに特殊な薬品を塗布し、その後をパフ研磨することで新車のような輝きを出せるのだそうです。このような需要は多いと見えて、似たような商品を展示している会社は多数ありました。三段目の写真はボディーの凹みを内側から直す工具を販売するブースで、窪んだボディーの表面を平らに直していました。新車を納品する前に接触させて傷つけたような場合に役立つのだそうです。四段目の写真は窓ガラスの傷を直すもので、傷跡に薬品を注入して磨くと平らになってしまいます。これは良く見かけられます。五段目の写真は中古の再生パーツで、中古車から取り外したパーツを新品と同じ性能に修理して販売しているのだそうです。主にトラックのターボチャージャーが販売されていました。新品のパーツを買うよりは安くできるというのが売り物なのです。
2012年3月17日