今度は横浜での地場産業の見本市です。


どの地方でも開催されてますが?

 パシフィコ横浜で開催された「テクニカルショウヨコハマ」にでかけてきました。看板の上には「第33回工業技術見本市」と掲載されているように、元は工業製品に関する神奈川県の見本市であったようです。この見本市は33年目となっていて、私は知らなかったのですが、結構歴史があるもののようです。全国の他県でも似たような産業見本市が開催されていて、地場の産業がどのように活躍しているか、を公開しているようです。この見本市も神奈川産業振興センターという産業振興団体が主催していて、二段目の写真にあるように支援団体が出店しています。まあ、要するに税金の無駄遣いであり、官庁や公共団体が如何に中小企業を応援しているか、という発表の場でもあります。
 三段目、四段目の写真は「トライアル商品」のコーナーです。「トライアル商品」とは、中小企業が新規に商品を開発したのだが、初期段階で売れなくて困っている。そこで、自治体がそれを「トライアル商品」と認定し、官公庁などが優先的に購入して中小企業を支援しよう、という立派な制度です。この制度の趣旨は誠に宜しいのですが、製品の認定というのがどうも奇怪しいのです。そもそも中小企業が開発した商品では、アイデアは良くても実際には使い難かったり、利用価値の無い商品が多いのです。元々だれも見向きもしないような売れない商品を税金で購入しようというのですから奇怪しいのです。世の中の人が必要とするような商品であれば、このような制度を儲けずとも売れていくのです。市場の法則を無視した制度といえます。事業仕分けなどで税金の無駄遣いが指摘されているご時世です。こんな悪法は早めに撤廃すべきでしょう。 
平成24年3月9日