サラ金業界からの技術転用でしょうか。

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 今年の賃貸住宅フェアでは、モニターとカップル椅子を組み合わせた不思議なブースを見かけました。一見するとネットカフェのようであり、不動産をネットカフェなどに転業しませんか、という提案かと思いました。これは、アパート、マンションを無人で紹介できる賃貸物件紹介装置なのです。
 このシステムのからくりは、紹介装置を例えばスーパーやコンビニなどに設置します。仲介する不動産業者の店頭に設置する必要はなく、全く離れた商店街に置いてもかまわないのです。紹介装置はインターネットで不動産業者と接続されているので、画面を見ながら探している物件を検索することができます。該当する物件が見つければその場で印刷することもできます。使用手順や物件内容に質問があれば、テレビ電話で不動産業者と直接会話することもでるようになっています。不動産業者の店頭に行かなくとも賃貸物件が選べるという便利な装置ですが、どこかで見たことのある機械だな、と考えたら、サラ金で使っている無人対応機をそっくりでした。開発した会社はサラ金用の無人機を転用したのでしょうか。なお、この機械では物件の紹介はできても契約はできません。契約は不動産業者の店頭にでかけて捺印しなければ成立しない、とのことでした。
2011年7月18日