不動産は活用してこそ収益がでるのですが。

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 賃貸住宅フェアには新規事業を提案する企業のブースが目立ちました。地主と言っても土地を持っているだけでは利益にはならず、固定資産税などの支払いのみが出ていきます。その土地を活用しなければなりません。しかし、その活用方法(どのような建物を建てるか)は時代や周辺の環境によって変わってくるのです。昔ながらの貸しビル、貸しマンションだけを建てていたら赤字になってしまいます。そこで、大家に土地の有効利用を狙った新規事業を提案する企業が存在するのです。
 一段目の写真はレンタルボックスを提案する企業です。空いている土地に倉庫を建て、家庭の不用品を収納する空間を提供しようというものです。数年前から盛んに宣伝しているのですが余り増えていっているようには思われません。二段目の写真は無料インターネットを接続しませんか、という提案の企業です。現在、賃貸のアパート、マンションではインターネットを導入していないと賃貸人がつかないそうなのです。インターネットは生活の必需品となっているようです。そこで、この企業は賃貸人には無料で提供できるインターネット接続サービスを設置しませんか、と呼びかけていました。なお、この会場にはインターネット接続サービスを提供する企業の出店が数多くありました。接続サービスの企業は、接続する賃貸物件と契約を結べば、プロバイダーから毎月仲介手数料が入ります。特別に技術や設備を必要とするわけではなく、大家とプロバイダーを結び付けるだけで固定収入が得られるのでまだ美味しい商売と言えそうです。
2011年7月18日