初めてみましたが開発は古いようでした。

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 ブースの壁に赤色の袋が並べられていて、何に使用するかと思ったら、二段目の写真のあるように食品を加熱するものだそうです。従来から、防災用品、登山用品にはレトルト食品や缶詰を加熱して温める商品が数多くありました。その一種かと思って尋ねたところ、この商品では加熱材が違うのだそうです。従来の加熱用品では生石灰を収納し、水と反応させて発熱させていました。この商品では、発熱の素材にアルミ粉末を使っていて、酸化材とアルミ粉末を混合し、水を加えることで反応させるのだそうです。発熱量が生石灰に比べて大きく、大量の食品を加熱できるのが特徴とのこと。自衛隊には野外食のために百万袋が納品されたそうで、外国の軍隊にも営業をかけてるそうです。私は始めてこの商品を見たのですが、開発されたのは十年も前のことであり、どうも営業活動が遅れていたので知名度が低かったようです。
 三段目の写真では何やら不可解な部品が机の上に置いてありました。使用方法を聞いたところ、ナイロンベルトを腰の回りに巻き、ベルトにパイプを固定することで作業員の左腕を支えることができるのだそうです。すると四段目の写真にあるように、ブドウの選定や採取の作業で左手が疲れなくてすむのだそうです。なかなか面白い発想です。左手は疲れないのですが、その負荷が腰にくるため、今度は腰が疲れるのではないかと考え込みましたが。
 五段目の写真は輸入物の太陽電池パネルを展示しているブースです。この会社は外国製の太陽電池パネルを輸入しているのですが、その仕入れ先の国を見ると、ブースの壁に貼ってあるように、何とモンゴルなんだそうです。中国製のシリコン基盤をモンゴルが輸入し、安い人件費で組み立てて日本に輸出するとのことでした。中国よりもモンゴルの方が人件費が安いことは確かなのですが、そんなに内陸部から輸入しても採算がとれるのか心配になりました。多分、モンゴルで産業立国のために政策的に輸出しているのでしょうが。
2011年1月30日