オリジナルのブースも見かけられました。

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日用雑貨からの脱出はオリジナル商品しかない。
独自の商品開発をしている中小企業もありました。


 以前の台湾製品は、「安かろう悪かろう、コピー商品もあります」の世界でした。最近の台湾ではIT製品や電子機器などでは世界のトップクラスに入っていて、技術的には先進国なのです。台湾の中小企業であっても、昔のような安物の製造から脱皮し、オリジナルの商品を開発していくようになってきました。台湾政府も貿易立国のためには、アイデアを形にしたオリジナル商品でなければ世界に輸出できない、と考えて、台湾の中小企業をそのように育成しているようです。安物やコピー商品は中国大陸にまかせ、付加価値の高いオリジナル製品を開発していく意気込みがあるようです。
 この会場でも、そんな中小企業のブースをあちこちで見かけました。一段目の写真は、お風呂のなかで足の裏を刺激するマッサージ器であり、日本の某社にOEMで年間数万個を輸出しているヒット商品です。射出成形の技術が良いのと、柔らかい樹脂の配合に特徴があるようです。二段目の写真は接着剤付き絆創膏(バンドエイドの類)の専業メーカーであり、日本では見たことのない形の絆創膏を並べてました。この他にも、ホログラムの入った絆創膏やキャラクターの入った絆創膏などもあり、素材も形状も豊かなものでした。三段目の写真は宝石箱などの木製の小物入れを展示しているブースで、写真の女性がデザイナーでオリジナルの箱を展示してました。デザインは良く、中国製に比べると細かいところまで丁寧に仕上げているのですが、価格が比較的高く、日本のマーケットに適合するかが問題でしょう。台湾の中小企業の皆様、これからもアイデアを練って、オリジナル商品を開発してみて下さい。
2009年9月20日