2023年のフューネラルビジネスフェア。

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昨年に比べて出店者、来場者も増えて盛況でした。

2019年末から始まった新型コロナウイルス蔓延の影響で、外出の自粛が要請され、感染を防ぐために集団で集まる場所への参加が見送られるようになりました。このため、親戚、知人の葬儀にも参列を躊躇されるようになり、葬儀の規模自体が縮小していき、家族葬や直葬となり葬儀業界に大打撃となったようです。しかし、本年5月の連休明けから厚生省はコロナウイルスを5類感染症に位置づけ、マスク着用の自主判断、外出規制の緩和となりました。このような環境の変化により、外出することのためらいが少なくなったためか、今年のフューネラルビジネスフェアは昨年よりも盛況でした。出店者数は2021年では107社、2022年では122社であるのに対して、今年は142社と大幅に伸びています。また、来場者数も今年は1万2千人弱となり、昨年に比べると2割は増加しているように思われます。
 出店者、来場者が増加した理由としては、当然のようにコロナ騒動により落ち込んだ収益を盛り上げるためです。3年間の我慢を一気に回復させたいのでしょう。2段目の写真にあるように、会場内は昨年に比べて人通りが多くなっているのが判ります。
 ただ、今年の出店者を観察すると、新規の出店が目立ちます。新規の出店者は国内製造、輸入品にかかわらず造花関係の企業が多いように感じられました。造花であれば葬祭業者に売れるのではないか、と考えたのでしょうか。次に多いのが、遺品整理、没後の相続のコンサルタントでした。行政書士、税理士、司法書士などのプロがブースに控えていました。例年も法律相談できるブースが見かけられのですが、今年は数が多くなっていました。
 葬儀社向けに仏衣を展示しているブースでず。仏衣は北陸に本社がある企業が強いようで、昔から衣料を生産する機屋が多い地域だからでしょう。このブースの企業は毎年同じようなデザインの仏衣を展示していましたが、今年は大幅にデザインを変えて新作を発表していました。6段目の写真は男性用の和服仕立てであり、中々凝ったデザインでした。7段目の写真は同じ企業による女性向けの新作仏衣なのですが、私的には何となく漢服(いわゆる支那服)を連想されます。どうも、襟の大きさと帯の位置がイマイチで、和服と感じさせないようです。
 新作や新製品を並べるのが見本市なのですが、逆に古いものをそのまま出品している企業もありました。8段目の写真は棺桶や仏壇などの木工製品を製造する企業ですが、野辺の送りのための仏具も製造しています。9段目はその仏具の例であり、全国各地で風習が異なり、それぞれ独特のデザインの仏具が使用されているそうです。一見するとどこでも入手できそうですが、意外と製造している企業は少ないようです。以前、古い映画を観ていたとき、地方での葬列を写した場面がありました。それまで見たことのない仏具を使っていて、「全国には色々な葬儀のしかたがあるのだな」と感じたことがありました。

2023年7月5日