年に一度の全国規模の中小企業の展示会です。

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今年は場所と規模が変わっていました。

 例年、中小企業基盤整備機構が主催する「新価値創造展」に出掛けてきました。全国から選別された中小企業が新商品、優良技術を持ち込んで展示するもので、ユニークな商品も見かけることができ楽しい見本市です。
 会場は東京ビッグサイトですが、場所が例年の東展示棟ではなく南展示棟に変わっていました。私は南展示棟の存在を始めて知ったのですが、ここは本館から海側に突き出た場所にあり、新しく建築された展示棟です。長い廊下をズンズン歩くと新築のピカピカの建物に到着します。ここは東展示棟の2ホール程度の敷地面積であり、構造は東展示棟とほぼ同じようなものでした。
 この新棟が建築されたのは来年の東京オリンピックに関係するようで、プレスセンターに利用されるため、増床したようです。展示棟が広がることは有り難いことで、各種の見本市、イベントに利用されることで商談が益々拡大していくことを期待しています。
 今年の会場での来場者はまあまあの人数で、産業交流展よりも多いのではないかと感じられました。しかし、昨年の来場者数からすると1万人以上減少しているので、盛況とは言えないでしょう。人数が多く見えるのは会場が狭くなったせいでしょう。また、出店者数は昨年2018年では674社でしたが、今年は375社と4割以上減少しています。これは予算が少なくなったのか、会場の床面積が減少したのが原因かと思われます。
 今年も優れた商品を出品した中小企業を選別し、表彰していました。表彰するのは中小企業にとって名誉なのですが、現実はその商品の売れ行きとは比例しないようです。中小企業を選ぶ基準が悪いのか、表彰された中小企業が有頂天になって販売の努力を怠ったのか原因は不明です。これからは昨年出品した商品の売れ行きが好調であった、という実績を審査基準にして、一年後に表彰するのはどうでしょうか。
2019年12月31日