これからの中小企業は医療器具の分野に進出するのです。

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これから有望な産業分野は医療の方面で、ここに目を付けている企業があります。

今年の「彩の国ビジネスアリーナ」では、医療分野に進出している、或いはこれから支出の予定のある中小企業だけを集めたブースを設定していました。高齢化に伴い、病気にかかる高齢者は増えています。すると、医療機器、医療品の消費が増えていくため、新型の医療機器、医療品の開発が望まれることになります。国内の医療費は年々増加していきますが、医療機器の70%は輸入品であり、国産化が望まれています。
 このため、国、地方自治体では医療器具、医療品を開発する中小企業を支援する政策をとっています。埼玉県でも医療に関する賞品を開発する中小企業を支援し、このようなブースを特設していました。医療は中小企業にとって、期待される最後の産業分野とも癒えます。
 二段目の写真は腹腔に刺して、体内に残った血液を吸引するチューブを挿入するための器具です。先端は鋭くなっていて、チューブを内部に挿入しながら刺し込み、チューブを残したままで引き抜くのだそうです。
 三段目の写真は放射線を扱う従事者が使用する眼鏡で、X線を通さないガラスで出来ています。レントゲンなどでX線を扱う現場で、従事者の眼を保護するのだそうです。外国製はすでに存在していたのですが、国産では始めてのようです。
 四段目の写真は腹腔手術の練習をするための装置です。最近は開腹手術ではなく腹腔手術が増えてます。しかし、内蔵が直接見えないため手さぐりの作業となります。このため、このような装置で練習を繰り返すことで技術を向上させるのです。似たような装置はあちこちの企業から賞品かされているようです。
 五段目の写真は喉頭ガンで声帯を除去した人のために、発声をするための補助器具です。発声をする際には、開口した喉を空気圧で閉鎖することができます。今までになかった商品のようです。
2019年3月3日