地球温暖化を阻止するために、あれこれとアイデアが出ていました。

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政府が支援している割りにはそれほど活性化していないようです。

環境展では、エネルギーの再生や省エネのための「地球温暖化防止展」も併設されて開催されています。熱や炭酸ガスの発生を少なくし、地球全体が温暖化するのを防止するための装置が出品されています。地球温暖化防止は世界的な規模で必須とされる目標であり、過去には加盟国が京都議定書やパリ協定などが批准されています。この地球温暖化防止展には省エネや熱回収のための商品が出品されていました。
一段目の写真は壁面緑化を提案する企業であり、二段目の写真は壁面温度を低下させるために建物に苔を付着させることを提案する企業です。首都圏などのコンクリートに囲まれた地域では砂漠化を防止するため、ビルの屋上や壁面に植物を栽培する緑化計画があります。しかし、以前に比べると緑化を提案する企業の数が減少しています。数年前には、数多くの企業が壁面緑化を提案して、新商品を提案していたのとは打って変わっていました。
三段目の写真は、地中熱を利用して冷暖房を行うためのもので、黒い蛇腹のようなビニール管を地中に埋め、片方から空気を導入することで熱交換するための装置です。ヒートポンプ装置とは違うのですが、この装置で住宅の冷暖房ができるのだそうです。四段目の写真では同じように地中熱や工場で発生した熱の温度差で発電する装置です。原理そのものは昔から知られており、装置もそれほど高度なものではないのですが、普及しない理由が判りません。
今年の地球温暖化防止展で目立って多かったのは小型水力発電装置です。特に地方の中小企業からの出品があり、各種の発電装置が展示されてました。五段目、六段目の写真は開発した水力発電装置です。水力発電では、河川の水を利用するのですが、どこにも水利権があって簡単には設置できないのです。それでも数多くの中小企業が小型水力発電装置が開発されるのは、地方自治体からの補助金があるからのようです。実際に開発した装置が販売できなくとも、助成金や補助金が交付されるのではないかと思われます。
七段目の写真では、ブースの上から何やら紐のようなものが垂れ下がってますが、何だかよく分かりません。近寄って下からみたのが八段目の写真です。これは、庭や公園などに設置し、日陰を作るための日除けでした。水平方向に天幕を広げた日除けはよく見かけられますが、多数の紐を垂れ下げた日除けは珍しいでしょう。椰子の葉の下にいるようで、風が隙間から吹き抜けるそうです。
2017年8月10日