葬儀の内容に変化が出てきました。

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故人を偲ぶための商品やサービスがあれこれと提案されてました。

 最近は家族葬や密葬が増えて、費用のかからない簡素な葬儀が流行っています。しかし、遺族の中には豪華な葬儀にしたい方もみえます。このため、金に糸目をつけずに葬儀を行いたいと考えている遺族に向けて新商品が提案されています。
 一段目の写真は生花によってデザインされた祭壇の例で、故人の好みに合わせた絵柄を生花で表現します、という提案です。デザインは一品物であり、生花の組み合わせにより細かなグラデーションを表現していました。このような生花による祭壇の制作は専門の業者によるものであり、葬儀社の下請けとして葬儀会場に設営するのだそうです。
 二段目の写真は、棺桶の回りを生花で飾る、という提案で、小さいながら見栄えのする生花で飾られてました。出店者は、日比谷花壇でした。
 三段目、四段目の写真は、故人を偲んで思い出を書いた折り鶴を作る、という葬儀の提案です。折れ線が印刷された紙片に思い出を書き込み、鶴に折ってから棺桶に入れる、という演出です。似たようなサービスは過去にも見たことがあります。
 五段目、六段目の写真は、今年始めて見た「面影新聞」というサービスです。故人に関連する写真や文章を新聞に仕立て、通夜、葬儀の際に参列者に配付するという趣向です。似たようなサービスは、以前に結婚式で配付する「新婚新聞」というものがありました。新郎新婦に関連した内容の新聞を作製し、結婚式場で配付するというものでした。バブルの時代の結婚式ではかなり利用されていました。しかし、故人の出来事を掲載した新聞が参列者にうけるかどうか、やや疑問です。
2017年7月13日