狭い会場内には多数の中小企業が出店していて、久し振りの活気のある見本市でした。

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西武信金による都心への進出のようでした。

 第17回目の「ビジネスフェア from Tama」に出掛けてきました。この見本市の主催者は西武信用金庫で、本店は中野区にあります。今までこの見本市は新宿のNSビルなどで開催されていたのですが、今回は都心にある後楽園プリズムホールでの開催でした。新宿から水道橋に開催地を移動したのは、西武信金の拡大路線にあるようです。全国の信金では地盤沈下が多いようですが、西武信金は珍しく支店を増やしていて、カバーできるエリアを広くしています。中央区、港区などの都心ばかりか、立川、八王子、奥多摩、所沢の東京都の西部のみならず、相模原にも支店を開設しています。これらの地域は製造業が多く、それらのモノ造りの企業を支援するために毎年見本市を開催しているのです。今回、後楽園で開催したのは、東京都西部地域にある中小の製造業を都心で紹介するためのようです。
 都心での開催であり、水道橋駅から徒歩5分という交通の便の良さのため、二段目の写真にあるように多くの来場者で賑わってました。いくら魅力的な見本市といっても遠方では出掛けるのであれば、来場者は二の足を踏んでしまいます。水道橋での開催のため、大手町や秋葉原にある企業でも気楽に来場できるようです。しかし、会場が狭いのに出店者数が多いためブースの間隔が狭く、ゴチャゴチャしているのが欠点ですが。
 三段目の写真では、大手企業と中小企業とのビジネスマッチングのためのコーナーが設けられ、パナソニック、富士通などの大企業と商談するブースが設営されてました。ここで大企業の担当者に売り込みの商談ができるのです。
 今回では、海外からの出店者も多く、中国、タイ、フィリピン、香港などの輸入業者、金融業者がずらりと待ち構えていました。四段目の写真がそれですが、こちらには立ち寄る来場者は少なく、担当者は手持ちぶたさでした。また、各種支援団体、大学の研究機関などのコーナーもありましたが、閑散としてました。あれもこれもとバラエティーに富んだ出店者を呼んだのでしょうが、来場者としては製造業者の加工技術や新製品に関心があるのです。何でもあります、というよりはモノ造りをしている中小企業のブースをもっと増やした方がよいのではないでしょうか。
 六段目の写真はプレゼン会場で、サービス、商品を売り込みたい中小企業が自社の宣伝をしていました。ただし、回りで立っている人達は信金の職員であって、外部からの来場者ではなさそうです。このところも改善の余地があるようです。
2016年11月9日