新しい会場で徳島特産の唐木仏壇が並べられていました。

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仏壇はニッチな商品に分類されるのでしょうか。

 東京では毎年一回開催される「徳島唐木仏壇見本市」にでかけてきました。仏壇を製造している業者は全国どこにでも存在するのではなく、業者が集中している地域は徳島、静岡、福島、東京、大阪などです。これらの地域は昔から木材の入手が容易であったために仏壇の製造が盛んになったようです。毎年でかけている徳島唐木仏壇見本市ですが、今までは浜松町の近くにあった産業貿易センターで開催されていたのですが、センターが改築されるため今年から台東区にある産業貿易センターに移動しました。ここは台東館と呼ばれていて、私は今回が始めてです。場所は東武線浅草駅から徒歩5分で、浅草観音のすぐ横でした。見本市を見学した後で浅草観音を見物するには便利な場所です。
 徳島唐木仏壇見本市は徳島県唐木仏壇協同組合が主催しており、組合員は22社ですが全ての組合員が出店しているようではなさそうです。三段目の写真はその内の1社の展示場ですが、ずらりと仏壇が並べられていました。ただし、ここでは仏壇の小売店のみが来場者であり、一般客は入場できません。関東以北の仏壇小売店が一年分の仏壇を仕入れる会場なのです。四段目の写真はメーカーの営業員と小売店主が商談しているものです。当然、大量に購入すれば仕入れ価格は安くなり、メーカーと小売店とが価格交渉に一生懸命でした。
 会場内には仏壇に飾る小さな掛け軸も販売していました。仏像を飾らない場合には掛け軸のご本尊を飾るのですが、この掛け軸が宗派によってそれぞれ異なり、宗派ごとの見本が展示されていました。
 六段目、七段目の写真では寿司や菓子などが小皿に盛られていました。これらはお供えかと思ったら、全てロウソクでした。最近の傾向として、昔ながらのロウソクで灯明を立てるのではなく、実物をリアルにしたロウソクを灯に使うのだそうです。八段目の写真は金魚鉢を模したロウソクで、この鉢では数時間の間灯り続けるのだそうです。メーカーはあの有名なロウソクメーカーでした。
2016年6月7日