軽工業の商品が目立って多い見本市でした。

豊島区は都心なので、大規模な工場は盛んではないのでしょう。

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池袋で開催された「としまものづくりメッセ」では、商品が小さい軽工業製品を出品する企業が目立っていました。戦前には豊島区にも重工業があったらしいのですが、住宅地化が進んだため、それの工場は埼玉県などに移転してしましました。現在、豊島区に残っているのは手作業で製造するような小さな商品を製造する中小企業が多いようです。
一段目から三段目の写真は、食品サンプルを製造する企業のブースで、ここでは食品サンプルの製作実演をしていました。その昔、食品サンプルの製造会社は台東区の合羽橋あたりにおおかったはずですが、現在はあちこちで製造されているようです。また、素材そのものが蝋細工から軟質のプラスチックに変わっていて、部品を取り付けるようにして製造できるのだそうです。業界も変わっているようです。
四段目、五段目の写真は、社歌を製作します、という会社のブースです。小さな会社であっても社歌があれば団結する、というのが営業のうたい文句のようです。さらに、制作された社歌はカラオケの曲名に登録され、全国のカラオケ店で何時でも演奏できるのだそうです。なかなか進んだサービスをするものだ、と感心しました。
六段目、七段目の写真は、和紙を販売する会社のブースで、厚い和紙で各種の商品を製造しませんかと説明していました。商品見本として帽子が飾られていましたが、遠くからみたら素材が和紙だとは思われません。しかし、単価が高く、帽子一つが8千円もしていました。
2016年5月13日