極めて特殊な商品なので、一般公開していません。

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テロや暴動を防いだり、その鎮圧のための装備です。

 この日「テロ対策特殊装備展」という限定された見本市にでかけてきました。「テロ対策」であることから、一般の民間会社や個人を来場対象としていないことは確かなのです。東京で開催されるのですが、全世界の特殊装備品のメーカー、商社が出店者であり、全世界の国の公安関係者だけが来場者となっています。いわば、東京という極東の場所で開催された軍用・自衛用の装備品の展示会であり、日本の近隣国の公安関係者が品定めに来場する見本市なのです。
 一段目の写真は来場者登録の受付なのですが、良く見ると「大使館」の表示が出ていて、在京の各大使館の武官を招待していることが判ります。二段目の写真は来場者に発行する入場ホルダーなのですが、自衛隊、警察、その他の3種類しかありません。それら以外の人達は来場者として全く予定していないのです。招待状は特殊な関係者にしか発行されておらず、受付では身分証明書の提示が求められていました。三段目の写真は入口前の検査ゲートですが、受付を済ませて入場ホルダーを首から下げてからこのゲートを通過してチェックされます。空港などにある不審物検査装置と全く同じなのです。怪しい道具や薬品を持ち込むのを防いでいるのです。警戒が極めて厳重な見本市でした。
 会場内のブースの大半は外国企業による出店でした。四段目のブースはイスラエルにある防衛産業の共同ブースです。イスラエルは高度な防衛装備品を開発・製造しており、全世界に輸出しています。国を挙げて輸出に力を入れているのです。五段目の写真はインドの企業で、防弾チョッキや防護楯などを出品していました。インドは周辺国との紛争が激しい国であり、防衛装備品を多数国産化しているのです。六段目の写真はライフル用の照準器で、対象物がレンズの枠に半自動的に一致する高性能なものでした。
 この会場内には一般にはお目にかかることができない極めて特殊な装備品で溢れていましたが、情報統制が厳しいのでお見せできるのはここまでです。
平成27年11月10日