地震対策にはどの企業も知恵を絞っていました。

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どこまで実用的なのか良く判らない商品もありました。

 「震災対策技術展」では色々な企業が新商品を出品してましたが、どこまで本気なのか理解できない場合もありました。また、防災用品は大きなマーケットのため有名な大企業も食指を伸ばしていました。国の災害復興対策予算が10兆円とも13兆円ともいわれ、極めて美味しいマーケットになってきているからです。
 一段目の写真は段ボールでできた蜂の巣のような構造物です。これは六角形になった段ボール箱のユニットを左右上下に重ね、避難住宅として利用する簡易ベッドでした。二段目の写真にあるように、各ユニットの中にはマットレスも敷かれていて便利そうです。これならカプセルホテルの段ボール版といったところでしょう。段ボールをふんだんに使ってここまで組み立てたという努力はたいしたものです。しかし、ユニットは単に床に置いただけなので軽く雄だけでフラフラを動きます。寝ている人達はその度に眼が覚めるのではないでしょうか。
 三段目、四段目の写真は棚から商品の落下防止をするための機構です。三段目の写真は平常時で通常の棚と同じ機能をしています。地震により棚が揺れると下からシャッターがバネで持ち上げられ、棚の商品が落下するのを制止できます。薬局などの化学薬品を棚に置くような場面で使用されるのだそうです。
 五段目の写真は、有名な通信販売のシャレルです。このブースでは防災用の下着を展示していました。上下一組となった下着をビニール袋に入れて排気することで体積を小さくしたものです。下着を備蓄する際には小さくできて便利なのでしょうが、そこまでして下着を保管する必要があるのか疑問です。
2015年2月17日