一般には使われそうになくとも公共施設では保管する商品です。

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家庭で備蓄する必要はないのですが、いざとなれば必要とされるものです。

 防災、緊急救助のプロが使用する商品が出品されているので、滅多にお目に掛かれない商品が多いものでした。一段目、二段目の写真は、災害発生時に使用する工具類を販売している企業でした。移動できるように車輪を付けた鉄箱の中に、消防ホースとノズルを収納してあるのがその一例です。この他に、移動できる鉄箱の中にバールやハンマーなどの復旧工具を収納したものも展示してありました。よくよく考えると、鉄の頑丈な箱に市販されているバールやジャッキなどの工具を収納しただけで、目新しい技術はありません。しかし、公共団体や企業の管理部門では、いざとなった時に使うためこのような工具セットを購入するようです。
 三段目、四段目の写真は、輸入したバギー車であり、災害時に被災地で人員を移動できるものです。その一番の特徴はタイヤで、チューブが無くハニカム状になった構造で荷重を支えていました。この構造であればクギなどが刺さってもパンクすることなく、災害地を走行できるものです。今年から販売しているそうです。
 五段目の写真は、災害時に貨物を運搬するためのリアカーなんだそうで、自転車に連結して移動させるのだそうです。別に目新しい商品ではないのですが、災害用と名目を付けると公共団体が購入するようです。
 六段目の写真は珍しい商品で、使い捨ての哺乳瓶でした。災害時には哺乳瓶を消毒することができず、また、母親も哺乳瓶を自宅から持ち出すことができないため、このような商品が開発されたのだそうです。既に減菌してある哺乳瓶で、保存袋から取り出して一回使ったら捨てるのだそうです。災害時に大人は一食や二食を食べなくても我慢できるのでしょうが、赤ん坊にはそのような無理は言えないでしょう。
2014年11月8日