大企業にはない特色がなければ負けてしまいます。

国際福祉機器展に出店する企業は有名な大企業に占められてくるようになりましたが、それでもアイデアだけで面白い商品を出店している企業もありました。一段目の写真はフォーマルウエアを展示していたブースです。被介護者であってもモーニングやドレスなどのフォーマルウエアを着用しなければならないことがあるのだそうです。寝たきりの被介護者であっても、結婚式や受賞式などに出席することがあります。そのような場合に着用するためのフォーマルウエアなのです。二段目の写真はモーニングの袖を示したもので、袖の長さ方向にファスナーがあり、腕を包むようにして袖に入れることができます。あまり需要は多くはないのですが、このフォーマルウエアをどうしても使わなければならない被介護者から注文があるのだそうです。
四段目の写真はイギリスから出店してきた企業で、腰の保護のためのパットを展示してました。パンツの袋にパットを挿入し、ベッドから落ちた場合などに腰への衝撃を和らげるためのものです。日本にはあまり類似品がないとのことでした。
２０１４年１０月１３日