老人ホームの運営にも専門業者が現れてきました。

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建物はできても老人ホームの運営は難しいようです。

 サ高住などの老人ホームが増えてきたのですが、その運営に行き詰まったりしたり、老人ホームは建設したが運営のノウハウが無いという企業に向けて、その運営を代行する企業もあります。一段目、二段目の写真はそのような運営を一括代行する企業のブースです。要するに、建物の所有会社と運営会社が違うもので、運営会社は建物をリースして借り上げ、入居者を自ら集めて老人ホームを運営して収益を上げるのです。餅は餅屋であり、運営会社では老人ホームを経営していくためのノウハウがあるため、建物の所有会社はこのような専業会社に任せた方がいいのでしょう。これからは、このように建物の所有と運営が分離されていくのではないかと思われます。
 三段目の写真は、老人ホームの運営をコンサルタントする会社であり、この業界に新規に参入して老人ホームの経営に不慣れな会社を支援しようというものです。
 四段目の写真は、介護施設、老人ホームに人材を派遣しようという企業です。介護の業界では慢性的に人材不足であり、どの老人ホームも人手不足で困ってます。そのため、この企業では人材を教育して介護補助者に育成し、老人ホームなどに派遣しています。五段目の写真で募集している人材の国籍が出ていたのですが、何とフィリピンでした。フィリピンには戦前に現地で出生した日系人が居住していて、日本国籍を取得しています。そのような人達を集めて日本で働かせることを実行しています。日本国籍があるので入国は問題なく、そのまま働くことができます。資格のある介護福祉士ではなく、補助者として働くことになります。現地では日系人の働く職場が少ないため、日本の介護の業界での就職を希望している人がいるようです。
2014年8月14日