葬祭用品にも新素材が使われるようになりました。

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あっと驚くような素材が使われていました。

 今年、フューネラルビジネスフェアでは全く新しい商品を見ることができました。一段目と二段目の写真は墓石ですが、一体が40キログラム程度です。天然石を薄く切断し、パネルに貼り付けたものです。外観からすると無垢の天然石のように見えるのですが、叩いてみるとコンコンと軽い音がします。この墓石は屋外に設置するのではなく、マンション墓地(ビル墓地ともいう)のような屋内に設置するためのものです。首都圏では土地が高いため、寺院ではマンションを建設した高層墓地が増えています。このような空間にある墓地では天然石の墓石は重量があって設置できないのです。そこを狙った商品だそうです。
 三段目、四段目の写真は、内側に故人の思い出の画像を貼った段ボール製の棺桶です。インクジェットのプリンターを使用し、注文があってから数時間以内に製造することができるとのことでした。火葬場で焼かれるまでの間、故人を偲んでおこうという趣旨のものです。
 会場内には骨壺の業者も沢山出店していましたが、この業者の商品には驚かされました。六段目の写真は骨壺にドクロのデザインを施したもので、骨を入れる容器にドクロの絵を描くのは何ともブラックジョークのようなものです。説明員は、「こんなデザインも引き受けます、という見本です。」と言ってましたが。なお、絵柄はサンドブラストによる彫り込みなので、どんな絵柄でもできるそうです。七段目の写真は今風のもので、東日本大震災をテーマとしているのだそうです。しかし、こんなスローガンの文字を入れた骨壺を購入する人ははたしているのでしょうか。
2014年7月7日