年々、盛大になる葬祭業界の見本市です。

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高齢化により死亡者は増えているため、需要が広がっているようです。

 今年も葬儀屋、斎場業者向けの「フューネラルビジネスフェア」にでかけてきました。年に一回だけ開催される葬儀業界のための見本市です。この見本市では例年は2ホールであったのですが今年は3ホールと広くなり、出展者も150社に増えて毎年のように盛大になっていきます。死亡者が増加していくため葬祭業界には新規の参入者が増えているからでしょう。出展者が減っていく見本市が多い中で、この見本市のように出展者、来場者が増えていくのは珍しいことです。
 この見本市には定番のように同じ企業が毎年出店されている場合もあれば、新規に異業種から参入して出店される企業もあります。しかし、葬儀そのものは宗教儀式であるため、仏式、キリスト式などの宗派が異なってもそれほど大きな変化はありません。葬儀の流れは時代と共に変わっていくのですが、急激には変わらず徐々に変わっていくのです。見本市での商品も直ぐには広がらず、10年くらいの時間がかかって販売されていくようです。気の長い業界ともいえますし、逆に見れば同じ商品が細く長く売れていく業界とも言えます。
 今年も新旧取り混ぜた商品、サービスの企業が出店していました。二段目、三段目の写真は斎場専門の建築事務所です。斎場も競争が激しいので、新たな感覚によるデザインが必要とされているのです。ただ、どの建築事務所も斎場を専門としているのではなく、他の業種の建築設計も行っているようです。どうも、元々は結婚式場やホテルなどの設計をしていたのですが、新たに斎場の分野に進出し、業務を広げてきたような感じがしました。
 四段目の写真は案内看板を印刷する機械を販売しているブースです。道路や斎場の入口などに立てられている看板はこんな風にして印刷されるのです。その昔は墨を使って筆で書かれたいたのですが、このような大型プリンターを使っているのです。五段目の写真は花輪の業者のブースです。都会では見かけることが少なくなったのですが、地方都市ではまだまだ需要があるようで、花輪の台と飾りつけを通信販売していました。
2014年7月7日