焼肉店の素材は進化しているのでした。

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どの焼肉店も同じ食材を扱っているのではありません。

 会場内では食肉の新しい販売方法を提供する業者を見つけました。内容は「牛肉のユッケ販売」です。生の牛肉を細く切ったユッケでは、数年前に食中毒の事件を起こし、社会問題となりました。食中毒では死者も出て、それ以来、焼肉店ではユッケの販売が禁止となったことは周知のことです。その後、一部の焼肉店では、禁止令を無視してユッケを販売したため摘発になっています。
 しかし、ユッケの販売が禁止になったのではなく、食品衛生法で定めた一定の方法で牛肉を調理したのであれば無菌ということで販売できるのです。しかし、その調理方法がややこしくて、一般の焼肉店の調理場では面倒なのです。そこで、この食肉卸店では、社内で法律に則った方法で牛肉を調理し、無菌状態にしてパッケージしました。無菌の袋に入った状態で冷蔵して販売するのです。焼肉店では、このパッケージされた状態のままで顧客に提供し、顧客が袋を破ってユッケを皿に盛って食事するというのです。焼肉店が袋を破って盛りつけしてから顧客に提供するのは違法なのだそうです。ややこしいのですが、面白い販売方法を考えたものです。
 三段目、四段目にある目玉のような物体は飲食店のテーブルに置いて、ウエイトレスを呼ぶための無線ボタンです。あちこちの飲食店で目にしていてお馴染みの商品です。この会社は無線ボタンを専門に販売する会社なのですが、これだけ多くのボタンが並べられていると面白いものです。
 五段目、六段目の写真は、韓国産の大根を使ったキムチを売り物にしている出店者です。韓国の中でも済州島の大根は地元でも有名とのことで、太くて固いのが特徴なのだそうです。日本の大根とは品質が違うため、キムチには一番向いているとのことです。その済州島の大根を輸入し、大阪でキムチとして漬け込んで加工したのだそうです。日本の沢庵漬でも産地、材料によって価格、品質が大きく違っているのと同じように、キムチでも産地、素材によって価格が違うのです。そのこだわりのある大根キムチをこれから広めていくのだそうです。
2014年1月24日