来場者数が少し持ち直した産業交流展でした。

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下り坂であった来場者数は挽回しました。
きっと、中小企業総合展の会期と同じであった相乗効果でしょう。

 東京都が主催し、首都圏にある地方自治体が共催する「産業交流展」に出かけてきました。似たような見本市に「中小企業総合展」がありますが、こちらの主催者は中小企業基盤整備機構です。昨年は両者の会期は約1か月ずれていたのですが、今年は同じ期日(10月30日から11月1日)に開催することになり、会場はいずれも東京ビッグサイト西館で、「産業交流展」は1階で「中小企業総合展」は2階で開催しました。中小企業を対象とした同じような性格の見本市であるため、同一期日に合わせたのでしょう。
 期日は同じなので、来場者は1日で2つの見本市を観察できる、というメリットがあると考えたのでしょう。だが、実際には何れも出店者数が多いため、1つの見本市を周りきるには1日かかるため、2日かけないと両者を観察することができません。駆け足でざっと見るだけであれば十分なのでしょうが。
 「産業交流展」を「中小企業総合展」と比べると、出店料が安いのです。「産業交流展」で1小間を借りると3日間で5万円で、「中小企業総合展」の約半分なのです。このため、首都圏に事業所を置く中小企業はまずこちらに申し込むようです。この「産業交流展」は今年で16回目なのだそうですが、やや問題をかかえています。それは来場者数が減少していることです。2009年は出店者は816社で来場者は6万2千人でしたが、今年は924社が出店し、来場者は4万6千人でした。昨年の2012年では、出店者は943社、来場者は3万6千人であったことに比べると増加していることは増加しているのですが、5年前に比べると大幅に減少しています。何が原因で来場者が少なくなったのかは分かりませんが、もう少し盛り上げるように努力して欲しいものです。二段目の写真にあるように、メインの通路はやや閑散としてました。三段目の写真は、港区が一括して借り上げたブースで、港区にある中小企業が集合して出店してました。どうも、区で借り上げた場合には出店者の負担が軽くなっているようです。
 会場内ではリクルートスーツを着用した学生がツアーを組んで歩いていました。主催者の発案で、就職活動をする学生に中小企業を紹介し、就職の糸口にしているようです。どのブースにも訪問するのではなく、事前に了承を得た出店者のブースだけが対象で、そのブースに立ち寄って企業内容などを聞き出していました。大企業ばかりでなく、中小企業にも学生の関心を向けさせるにはいいことなのでしょう。
2013年12月7日