中小企業の祭典ですが、出店目的のない企業もあるようです。
産業交流展では出店料が極端に安いため、「どうしてこんな会社が出店しているのか?」と思われるようなブースも見かけられます。一段目の写真では寝具を多数並べている企業なのですが、5小間を借りだしていて何だか雑貨屋のような雰囲気でした。出店者の中には、「暇つぶしで出てきた」とか「別に売る気は無いが出てみた」とハッキリと述べる社長も見えました。商売は順調に来ていて、会長職や相談役になったので、他にすることも無いので展示会で暇つぶしをしているようです。世の中にはそんな会社もあるのです。
二段目の写真はカラーセラピーの小間で、こちらは真面目な出店であり、被相談者との面談で似合う色調を回答してました。色を決めるだけでも商売になるようです。
今年の展示会では、努力した中小企業には主催者が表彰していました。三段目、四段目の写真では経営革新で表彰された企業です。どの点が表彰の対象となったかと言うと、ポンプに磁気継手を応用した商品を開発したからなのだそうです。従来は、液体を圧送するポンプでは軸受から液漏れがあったのですが、この商品ではポンプを密閉し、内部と外部とは磁石で連動させるようにして、液漏れが起きないように工夫したのです。だが、こんな構造の商品は従来から多くあり、どの点が進歩しているのか分かりません。小間の担当者に尋ねても、「私も何を基準にして表彰されたのか分かりません」と申されていました。
2013年12月7日